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みどりの風ブログ

#1323 牛たちに愛情をこめて!

(7月25日収録)


安中市磯部の須貝牧場さんを訪ねました。

朝と夕方に行う子牛へのミルクやりを体験!
ミルクを持ったままインタビューしていたら、
「いいから早くちょうだいよ!」と
柵から飛び出しそうでした。とっても元気!


もう少し大きくなったら、草などを食べたり
哺乳ロボットでミルクを飲んだりするそうです。
首に付けたタグでどの牛か判別して、
決められた量だけミルクを与えます。
牛は好きな時に飲みに来られますが、
規定量を超えるとミルクが出なくなるよう
プログラミングされているそうです!


こちらは出産を控えた乳牛と、肉牛の牛舎。
先ほどの子牛に比べてずいぶん大きいです!

乳牛は、出産やお乳を出すのにエネルギーが
必要なため、栄養価の高い牧草を食べます。

「肉牛は、言ってみれば
 『食っちゃ寝、食っちゃ寝』の生活なので、
 比較的栄養価が低めの稲わらをあげます」

時にはお隣から牧草をいただいちゃいます(笑)
「ちょっと、食べないでよ~」と言いたそう…


取材させていただいた須貝さん。
勉強を重ね資格を取得するなど
向上心にあふれた頼もしい女性農業者です!
栄養士として働いていたころの知識も
この仕事に生きているんだとか。




続いて向かったのは、同じく安中市内にある
JA全農ぐんまの西部酪農センターです。
生乳を集め、一時保管するための
クーラーステーションを設置。大きなタンク!

生乳は品質を検査してから受け入れます。

「今年はこの猛暑で、集荷量が少なめです」
と小板橋センター長。
こんなに暑かったら牛もバテちゃいますよね…
暑さが落ち着くことを祈るばかりです。



続いてやってきたのは、前橋市柏倉町の
育成牛センターです。

こちらでは、乳用初任牛の生産販売や、
ホルスタインの雌受精卵の採卵販売を行います。

当然ながら牛も赤ちゃんを産まないとお乳が
出ないので、妊娠した母牛を育成したり、
雌の受精卵を採卵して販売します。


これまで酪農家は、北海道などから連れてきた
牛を購入しており、輸送費などがかかる分
高い価格で購入していました。
これを自分の県で供給できるようになったため
酪農家はより安い価格で牛を購入できます。


「生産者の高齢化や牛の価格高騰で、
 生産基盤がどんどん縮小して、
 廃業する人もすごく増えているんです。
 このセンターでの事業を通じて、何とか
 酪農家の力になりたい」と船津センター長。



専門用語なども多く難しい内容でしたが
1日とっても勉強になりました。
酪農や畜産も盛んな群馬県。
農家さんを様々な面からバックアップして、
農業をさらに元気にしたいです!

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