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みどりの風ブログ

#1317 まゆと生糸は日本一!ぐんまの蚕糸業

(6月5日収録)

養蚕(お蚕を育て繭を作る)と製糸(繭から
生糸を作る)あわせて蚕糸業といいます。

明治初期は、日本の輸出額の半分が生糸で
その3分の1が群馬県産であり、
県内の全世帯の約6割が養蚕農家だったとか!


まずは製糸の現場を見るため碓氷製糸へ。

自動繰糸機で大規模に製糸を行っている工場は
全国で2つ。周年・専業で動いているのは
ここだけだそうです。


まずは選繭(せんけん)。
人の目で見て、汚れた繭などを取り除きます。

続いて、繭を煮て糸口を見つけやすくし、
何本かの糸をまとめて縒(よ)っていきます。

この機械自体をもう作っていないそうで、
修理しながら大切に使っています。


糸が切れてしまったら結び直しますが、
その作業の早いこと!踊っているみたいです。
工場長に結び方を教わりましたが…難しい。
矢田さん、眉間!笑

乾かしながら糸を巻き直し、全国に出荷されます。
(この1箱で30万円くらいするとか…!)



続いては養蚕の現場にお邪魔しました。
矢田さんお蚕と初対面!
ディレクターの無茶ぶりで触ってみることに。
「ひんやりしてプニプニ~」
怖がるかと思いきや、意外と大丈夫でした!

ねじりハチマキが似合うパワフルな上原さん、
この作業場もお父さんと2人で移築したとか!?

桑とりもパワフル!
太い枝をナタでばっさばっさと切り運びます。

この時期のお蚕はなんと1日16食!
桑とりも「よいじゃねぇ」そうです。



続いては、養蚕に新規参入した企業
株式会社太陽さん。
富岡の養蚕農家さんのもとで学んだのち、
本格的に始めたそうです。

ちょうどこの日は、
繭を作るため、蔟(まぶし)という格子状の枠に
お蚕を移動させる上簇(じょうぞく)の日でした。

自分が気に入った部屋で繭を作るそうです!
まだ探しているお蚕さんもいますね~


蚕は「お蚕さん・おこさま(お蚕様)」と
敬称で呼び、人間より大切にされたとか!?
群馬県民の生活文化にも深く関わっています。
養蚕農家数や生産量は減っているものの、
絶やさず受け継ぎ、盛り上げたい産業です!

ご協力いただいた皆さん
ありがとうございました!

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