JAグループ群馬
耕そう、大地と地域の未来
群馬県地図イメージ

ホーム  > ぐんまの農業  > ぐんまの元気な生産者  > 福島 史大さん

JAたのふじ・ナス

福島 史大さん

生産者として産地を支えたい


 「やればやっただけ、サボればサボっただけになるのが農業」。そう話すのは藤岡市本郷の福島史大さん(47)。福島さんが農業を始めたのは11年前。「30代半ばの頃、農業人口が減っていることを知った。実家も農家ではなく、土いじりも特に興味はなかったが、生涯続けられる仕事だと思い興味を持った」ときっかけを話す。
 都内で従事していた飲食業をやめ、農業を始める決心をし、実家に戻り土地を借りて農業を始めた。夏は12㌃の畑で600本の露地ナスを栽培、昨年は約9㌧を出荷した。冬から春はカキナを12㌃作っている。
 
 「始めたころは本当に何も分からなかった」と福島さん。地元の先輩農家のもとで研修を受け、農業に対する姿勢や心構えを学んだ。「周りの人たちにいろいろと助けられた。これからは自分が後輩をサポートしたい」と話す。福島さんは露地野菜を中心に栽培しているため、自然に左右されることも多い。「大きな問題や被害がなく、シーズンを終えたときはほっとする」と自然の偉大さを語る。
 
 福島さんは現在、JAたのふじなす選果機利用部会の副部会長を務めている。部会の中で新しい栽培方法などの案が出た場合は、率先して取り組んでいるという。「どうやったら効率よく、いいものが多く収穫できるか」を常に考えながら農業を続ける福島さん。「ナスもカキナも地域で多く作られている品目。高品質な農産物を作り、産地を支えていきたい」と笑顔を見せる。

All Rights Reserved.Copyright© JA group gunma.