渋川市、旧子持地区でこんにゃく芋の生産をしており、14年目になります。

就農と同時に青年部に入部し、様々な経験をさせていただきました。農業祭や食農教育を通じた地元住民や消費者との交流、県外への先進農業視察研修、そして何より地元農家の仲間や先輩方との密度の濃いお付き合いをさせていただき、孤独になりがちな農業の仕事の中で、非常に強い絆を作ることができたと感じています。

しかしながら、私が入部してから現在に至るまでの十数年間、青年部の人数や活動規模は大幅に縮小してきました。新規就農者数が減少するなか、これからの青年部活動をいかに魅力的に、また盟友それぞれにとって有益なものにしていくかが、今後更に重要になっていくと考えます。

農業を取り巻く環境は厳しさを増しています。農家個人では解決できない問題や悩み、届かない小さな声を、青年部という大きな組織で吸い上げ共有し、行政や社会に働きかけていくこと、また、消費者の皆さんに自分達の作った農産物の魅力を大いにアピールするなど、青年部にしか出来ないような活動を模索していきたいと思います。

先輩方が築き上げてきた伝統をしっかりと守りながら、より一層活発な青年部になることを目指していきます。